「英語ができないから、海外は無理」。そう思って行くのをやめている人は多いと思います。
私もそうでした。英検5級で、海外に行ったことがなく、飛行機の乗り継ぎすら分かりませんでした。
この記事は、そんな私がイタリアを7泊、一人でまわりきった記録です。かかったお金も、焦った場面も、失敗も全部書きます。
結論から言うと、完走できました。そして総額は483,553円でした。
読み終わる頃には、「自分にもできるかもしれない」と思えるはずです。少なくとも、何にいくらかかるのかは分かります。
結論:旅の総額は483,553円
まず数字です。この旅で使ったお金の内訳はこうなりました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 航空券(羽田⇄ローマ往復) | 258,230円 |
| 宿(3都市7泊) | 92,705円 |
| 現地でのカード払い | 123,598円 |
| 海外旅行保険 | 9,020円 |
| 合計 | 483,553円 |
※このほかに現金を10万円持って行きましたが、ほとんど使いませんでした
いちばん大きいのは航空券です。全体の半分以上を占めています。
そして現地での支払い123,598円のうち、78,322円はお土産2つでした。つまり、買い物を除いた滞在費は45,276円です。
数字の出どころ
すべて予約確認メールとカードの利用記録から拾っています。記憶で書いた金額はありません。
それぞれの詳しい内訳は、この記事の後半にある記事一覧から見られます。
日程は3都市で7泊
まわった順番はこうです。
ローマ(3泊)→ フィレンツェ(2泊)→ ヴェネツィア(2泊)→ ローマへ戻って帰国
最終日にはミラノに4時間だけ寄るという無茶もしました。
この日程について、いま思うことを正直に書きます。
3都市に絞るなら、7泊はちょうどいい長さでした。
ただし4都市をまわるなら、10日は欲しいというのが実感です。私は最後に詰め込みすぎました。
英語より効いたイタリア語
これがこの旅でいちばん意外だったことです。
イタリアでは、英語があまり通じませんでした。
「観光地なら英語で大丈夫だろう」と思っていました。実際は違います。簡単な英単語すら通じない場面が何度もありました。
一方で、覚えて行ったイタリア語を使うと反応が変わります。
イタリア語で話しかけると、相手がめっちゃ笑顔になるのです。
英語を勉強するより先にやること
だから、これから行く人に伝えたいのはこれです。
英語を頑張るより、イタリア語を少しだけ覚えていくほうが効きます。
発音が下手でもかまいません。通じることより、こちらが歩み寄ったことが伝わるのが大きいのだと思います。
私が実際に使ったもの
私が使えた言葉は多くありません。それでも旅は成立しました。
Dov'è il bagno?(トイレはどこですか)Posso?(〜してもいいですか)- あとは
Go to 〜とbuyのような単語だけの英語
文章を作る必要はありませんでした。
「これがないと詰む」ものは1つだけ
持ち物や準備について、いちばん聞かれそうなことに答えます。
「これがなかったら詰んでいた」というものは、実はありません。
強いて言えばパスポートです。これだけは代わりがききません。だから預ける荷物には入れず、機内に持ち込む小さなポーチに入れて、肌身離さず持ち歩きました。
逆に言えば、パスポートさえ忘れなければ、あとは何とかなります。
買い忘れたものは現地で買えます。私も髭剃りを現地で買い足しました。
ヴェネツィアで感じたホームシック
うまくいった話だけ書くのはフェアではないので、しんどかったことも書きます。
ヴェネツィアで、少しホームシックになりました。
旅の最終盤です。ローマとフィレンツェをまわって、体力も気力も削れていました。
美しい街なのは分かるのに、心が動かない。そういう状態でした。
これは街のせいではなく、日程の組み方のせいです。疲れ切った状態で最後に持ってきたのが失敗でした。
行きたい街ほど、体力のある日に当ててください。
帰国した夜のこと
帰りの便は夜遅くに羽田へ着きました。
そのとき思ったのは、たったひとつです。「やっと帰ってきたのか」という安心感でした。
「家に帰るまでが遠足」という言葉を胸に刻みながら、帰路につきました。
ただ、その日は家まで帰っていません。空港の近くにあるリゾートスパに寄りました。
宿を取ったわけではありません。無料の仮眠スペースにあるリクライニングソファで爆睡しました。
7泊の緊張が抜けた夜でした。
航空会社の特典を先に調べておく(調べた情報です)
あとから知ったのですが、カタール航空の搭乗者向けに、スパへの無料送迎や、スパの料金が安くなるプランが付いていることがあるそうです。
同じように、乗り継ぎ先の国のホテルに安く泊まれる特典もあるという情報がありました。
私はどれも使っていません。知らずに自分で手配していました。
内容は時期や路線で変わります。予約するときに、航空会社のサイトで特典の欄を見ておくといいと思います。
この旅で変わった価値観
最後に、お金や日程では測れない話を書きます。
日本で生きているだけだと、価値観が狭いままだと気づきました。
きっかけは、街の小さなレストランです。
イタリアにはトラットリアという、気取らない食堂のような店があります。そこで見た光景が忘れられません。
店員が、鼻歌を歌いながら料理を運んでいました。
日本では、まず見ない姿です。仕事は真面目にやるもの、という空気が強いからだと思います。
どちらが良いという話ではありません。ただ、あんなふうに働いている人がいるという事実を見られたことが、私には大きかったです。
もっと自由に生きたい。そう思える旅でした。いつか海外に住んでみるのも面白いかもしれません。
トレヴィの泉に投げたコイン
ローマで、トレヴィの泉に行きました。
ここには言い伝えがあります。後ろ向きにコインを投げて、泉に入ればローマに戻れる。
私はそれをやりました。
だから、また戻れると思っています。
絞れない次に行きたい国
旅から帰って、行きたい場所が増えました。
スペイン、フランス、イタリアの南部。アメリカ、ハワイ、モルディブ。ドイツ、イギリス。
一つに絞れません。
これが、この旅でいちばん分かりやすい変化かもしれません。行く前は「海外に行けるかどうか」で悩んでいたのに、いまは「どこに行くか」で悩んでいます。
この旅から書いた記事の一覧
ここまでの話を、それぞれ詳しく書いた記事があります。
お金のこと
移動のこと
街のこと
食べること・暮らすこと
よくある質問
英語が話せなくても一人で行けますか
行けます。私は英検5級で、単語しか話していません。
Google翻訳があれば、たいていの場面は何とかなります。ただしイタリアでは英語自体があまり通じないので、過信しないほうがいいです。
初めての海外に一人旅は無謀ですか
私は初めての海外が一人旅でしたが、完走できました。
無謀かどうかは、下調べの量で決まります。英語力ではありません。私が焦った場面は、全部「調べていなかったこと」が原因でした。
7泊で何都市まわれますか
3都市がちょうどいいと感じました。
4都市まわりたいなら、10日は欲しいです。私は最後に4時間だけミラノに寄って、心残りだけが増えました。
いくら用意すればいいですか
私の場合、総額483,553円でした。
ただし、そのうち78,322円はお土産2つです。買い物をしなければ、40万円ほどで同じ旅ができる計算になります。
現金はいくら持って行きましたか
10万円です。多すぎました。
カードが想像以上に使えたので、5万円でも足りたと思います。
ホームシックになりませんか
私はなりました。旅の最終盤に立ち寄ったヴェネツィアでのことです。
疲れが溜まると気持ちも落ちます。日程に余白を作っておくことをおすすめします。
まとめ:できないと思っていたのは自分だけ
今回は、英検5級・海外未経験だった私が、イタリアを7泊まわりきった記録を書きました。
この旅で分かったこと
- 総額は483,553円。うち航空券が258,230円
- 3都市7泊はちょうどいい。4都市なら10日は欲しい
- イタリアでは英語が通じない場面が多い。英語よりイタリア語を少し覚えるほうが効く
- 「これがないと詰む」のはパスポートだけ。あとは現地で何とかなる
- 焦った原因は英語力ではなく、調べていなかったこと
- 疲れるとホームシックになる。日程に余白を作る
行く前の私がいちばん不安だったのは、飛行機に乗れるか、言葉が通じるか、でした。
結果を書きます。特に問題なく、全然大丈夫でした。
いま「英語ができないから無理」と思っている人へ。
大丈夫です。なんとかなります。私が保証します。
Google翻訳もAIもある時代です。できない理由は、もうほとんど残っていません。
そのうえで1つだけ付け加えるなら、現地の言葉を少しだけ覚えて行ってください。
たったそれだけで、相手の顔が変わります。私はそれを、イタリアで何度も見ました。



