初めての海外旅行で乗り継ぎがあると分かって、不安になっていませんか。「英語が話せないのに、知らない空港で乗り換えなんてできるのか」と。
この記事では、私が実際にドーハ・ハマド国際空港で乗り継いだときに何が起きたかを、焦った場面も含めて時系列でそのまま書きます。
結論から言うと、英語が話せなくても乗り継ぎはできます。 私が実際に使った英語は Where?(どこ?)のような単語だけでした。
とはいえ私は英検5級で、この旅が人生初の海外です。飛行機に十数時間乗ること自体が怖くて、航空券を予約したあとに何度も「沖縄にしておけばよかった」と思ったくらいでした。
そんな私でも間に合いました。 読み終わる頃には「乗り継ぎ、なんとかなりそうだ」と思えるはずです。次に行くなら変えることも、最後に書いています。
そのときの私の状態
正直に書きます。当時の私は、海外旅行にまったく向いていない状態でした。
- 英語は英検5級レベル。海外旅行そのものが初めて
- 仕事のストレスで、電車に乗ると動悸がしたり、バスや映画館のように「すぐ外に出られない場所」で息苦しさを感じるようになっていた時期
飛行機に十数時間乗ることが、とにかく不安でした。航空券の予約をしたあとで「旅行先は沖縄にしておけばよかった」と何度思ったことか...
それでも行くと決めたので、機内で少しでも楽に過ごせるように、アイマスク・耳栓・ネックピロー・スマホを立てかけるスタンドを購入するなど、機内で少しでもリラックスして過ごせるように最大限努力しました。必要だったもの、そうでないものありましたが、事前に準備をしておいて正解でした。
乗り継ぎ前に心配していた2つのこと
- ロストバゲージ(荷物が出てこないこと)
- 乗り換え(次の飛行機に乗れないこと)
先に結果を書くと、焦ったのは2つ目のほうでした。
実際の乗り継ぎ(2時間30分)
機内の窓から見たドーハの駐機場
私が乗ったのはこの便です。
| 往路1 | 羽田 01:00発 → ドーハ 06:30着(カタール航空 QR813) |
| 乗り継ぎ | 2時間30分 |
| 往路2 | ドーハ 09:00発 → ローマ 14:10着(カタール航空 QR131) |
案内表示を見ながら進むところまでは順調
飛行機を降りて、頭上にある案内表示を見ながら進みました。ここまでは特に問題ありませんでした。
トイレは羽田と同じで壁沿いにあります。 ここは日本の空港と感覚が変わらないので、探して困ることはありませんでした。
電光掲示板に載っていない自分の便
問題はここからです。
搭乗便と搭乗時刻が並んでいる大きな電光掲示板を見に行ったのですが、私が乗るはずのローマ行きの便が、どこにも載っていませんでした。
かなり焦りました。便名を見落としたのか、場所を間違えたのか、そもそも自分が変なところにいるのか。判断がつきません。
(※あとから思うと、この便は1時間以上遅れていたので、それが表示されていなかった理由かもしれません。ただしこれは私の推測で、確認は取れていません。)
「Go! Go!」の一言とダッシュ
自力で解決できないと判断して、近くにいた現地の人に聞きました。
このとき私がやったのは、スマホで航空券の予約ページを開いて、相手に画面を見せることです。そして 、ここで持ち前の英検5級の実力を発揮!画面を見せた相手にすかさずWhere? と聞きました。
旅のあいだ、私が話した英語はだいたいこのレベルです。Where?(どこ?)、Why?(なぜ?)——5W1Hの単語を単発で言うだけ。文章は組み立てていません。それでも、画面を見せながらで意味は通じました。
(スマホの予約画面を見せながら)Where?
Dash!! Go! Go!(あっち、走れ!)
走れ、ということです。
とにかく走りました。
このとき教えてもらって助かったのが、案内板に出ている数字=搭乗ゲートの番号でした。「この数字を追って進め」と言われて、その通りに走りました。
漠然と方向だけを見ていたときより、追いかける数字が決まっているほうが、はるかに分かりやすかったです。
走った先にいた黄色いテディベア
言われた通りに走っていくと、大きな黄色いテディベアの像がありました。ハマド国際空港のシンボルです。
ハマド国際空港のランプベア。空港の中央にいます
ちなみにこの写真は、あとで落ち着いて撮ったものです。走っている最中は、写真を撮る余裕などまったくありませんでした。
ただ、そこがゴールではありませんでした。テディベアからさらに進んで、ようやく搭乗口にたどり着きました。
乗り継ぎでも必要な保安検査
これは知っておいたほうがいいことです。乗り継ぎでも、保安検査(荷物チェック)はもう一度あります。 運転の免許更新のような長い行列に並びました。
保安検査のやり方が分からなかったので、ここでも、前に並んでいた外国人の女性に、Google翻訳を使って聞きました。 声をかけて、スマホの画面を見せたら通じました。
ゲートに着いてからの停滞
搭乗口に着いてからは、椅子に座ってスマホをいじっていました。
空港の中を見て回りたい気持ちはあったのですが、また道が分からなくなったり、乗り遅れたりするのが怖くて、動きませんでした。
そして冒頭に書いた通り、ローマ行きの飛行機は1時間以上遅れました。
あとで調べて分かったハマド国際空港の構造
ここからは調べた情報です
私の体験ではなく、あとから調べた内容です。当時これを知っていれば、あんなに焦らずに済みました。
A〜Eの5つに分かれたターミナル
ハマド国際空港は、A・B・C・D・E という5つのコンコース(エリア)でできていて、中央に2つの広場がそれらをつないでいます。
搭乗ゲートの番号は、このエリアの記号+数字です。つまり私が追いかけた数字は、この番号のことでした。
ゲート番号にある規則性
- A1・B1 が手前で、番号が大きくなるほど奥へ進むことになります
- コンコースCでは、保安検査から離れる方向に向かって奇数が右、偶数が左
- 20番台以降のゲートは、下の階へ降りてバスで飛行機まで移動する場合があります
「番号が大きい=遠い」と知っているだけでも、残り時間の見当がつきます。
降機後に探す「Transfers」の標識
乗り継ぎの人は、「Transfers」と書かれた標識をたどります。目立つ色で表示されているので、探せば見つかります。
そして館内のモニターに最新のゲート番号が出ます。私はここでつまずいたわけですが、通常はここで確認します。
コンコース間の移動は徒歩5〜15分が目安
エリアからエリアへの移動は、歩いて5〜15分ほどとされています。動く歩道もあります。
つまり、乗り継ぎ2時間30分は本来かなり余裕があるはずでした。私が走ることになったのは、掲示板に自分の便が出ておらず、確認に時間を使ってしまったからです。
使えたもの・使えなかったもの
実際に試した結果です。
✅ 十分だったGoogle翻訳
出発前、会社の部長におすすめされた翻訳アプリを入れていきました。しかし翻訳のスピードが遅すぎて、実際の場面ではまったく使い物になりませんでした。 アプリの問題というより、旅行先によってネットの繋がりやすさが違う。むしろ海外なら繋がりにくいという前提で行くほうが安全です。
結局、最初から入っていたGoogle翻訳で十分でした。空港で人に話しかけるような場面では、速さがすべてです。
❌ 当てにできない空港のフリーWi-Fi
ハマド国際空港にはフリーWi-Fiがあります。ですが、ビデオ通話が途切れるくらい電波が悪く、あまり使い物になりませんでした。
「現地で調べればいい」という考えは、あまり当てにしない方がいいです。ただでさえ一人で心細い海外旅なのにネットが遅い状態で、焦りながら空港の情報を調べるのは相当につらいです。 旅行前には必ずeSIMを契約しておきましょう。
✅ 機内の快適グッズ
アイマスク、耳栓、ネックピロー、スマホスタンド。前述の通り、乗り物に不安があったので事前にありとあらゆる機内快適ぐっずを取り揃えましたが、本当に買っててよかったと思いました。準備しすぎるということはないので、事前にそろえとくのをおすすめします
心残り:もっと見たかったハマド国際空港
ひとつ後悔があります。
ハマド国際空港は、エスカレーターを下りると森のような広場が広がっています。走りながら横目に見ただけで、ゆっくり歩くことはできませんでした。
白い曲面の天井が続くハマド国際空港のターミナル
次にドーハを通るときは、ここをちゃんと見て回ります。またいつかリベンジします!
次に同じ乗り継ぎをするなら変えること
実際に体験して分かった、3つの結論です。
1. 搭乗口と空港マップの事前確認
細かく覚える必要はありません。「だいたいこういう構造で、どっちの方向に進むのか」を知っているだけで全然違います。
現地のネットは遅いという前提で準備してください。焦っている状態で、繋がらないWi-Fiを使って調べるのは本当に大変です。
2. あえて多めに取る乗り継ぎ時間
2時間30分でも間に合いました。ですが、余裕がまったくありませんでした。
乗り継ぎ時間が長い便のほうが、値段は安いことも多いです。急がない旅なら、あえて長めを選ぶほうが精神的にずっと楽だと思います。
3. 乗り継ぎターミナルの楽しみ方
これが一番言いたいことかもしれません。
乗り継ぎを「こなすもの」だと思っていると、私のようにダッシュして終わります。時間に余裕を作って、その空港自体を楽しむほうが、旅として絶対に得です。羽田空港だって、一日潰そうと思えば楽しめますからね!
よくある質問
英語が話せなくてもドーハで乗り継げますか
乗り継げました。 私が使ったのは Where? のような単語だけです。
スマホで予約ページを開いて相手に見せれば、それで意味は通じました。
ドーハの乗り継ぎは2時間30分で足りますか
私は間に合いました。 ただ、掲示板の確認に時間を使ってしまい、余裕はまったくありませんでした。
調べた情報では、エリア間の移動は徒歩5〜15分ほどなので、本来はかなり余裕があるはずの時間です。
乗り継ぎでも保安検査はありますか
あります。 長い行列に並びました。
やり方が分からなかったので、前に並んでいた女性にGoogle翻訳で聞いています。
掲示板に自分の便がないときはどうしますか
私は近くにいた人に予約画面を見せて聞きました。 「Go! Go!」と言われて走っています。
この便は1時間以上遅れていたので、それが表示されなかった理由かもしれません。ただしこれは推測です。
空港でゲートまで迷わず行くコツはありますか
案内板に出ている数字=搭乗ゲートの番号を追うことです。私はこれを教えてもらって助かりました。
調べた情報では、降りたら「Transfers」の標識をたどるのが基本だそうです。
ハマド国際空港のフリーWi-Fiは使えますか
あまり当てになりませんでした。 ビデオ通話が途切れるくらい電波が悪かったです。
空港に着いてから調べればいい、とは考えないほうが安全です。
まとめ:英語より効いた事前の下調べ
今回は、ドーハ・ハマド国際空港での乗り継ぎ2時間30分で、実際に何が起きたかを書きました。
この記事で分かったこと
- 英検5級でも、乗り継ぎ2時間30分は乗り切れる
- 使った英語は
Where?Why?などの単語だけ。あとはスマホの予約画面を見せれば通じる - 分からないことはGoogle翻訳で近くの人に聞くのが一番早い
- 掲示板に自分の便が載っていないことは起こり得る。慌てず人に聞けば解決する
- ハマド空港はA〜Eの5エリア。「Transfers」の標識をたどり、ゲート番号を追う
- 空港のフリーWi-Fiは当てにならない
英語が話せないことは、思っていたほど大きな問題になりませんでした。困ったのは英語ではなく、情報がない状態で焦ることです。
裏を返せば、事前にざっくり調べておくだけで、乗り継ぎの不安はほとんど消えます。 英語の勉強より、そちらのほうがずっと効きます。
出発前にひとつやるなら通信の確保
私が唯一やり直したいのが、これです。
現地で調べられるようにするには、ネットが繋がっていることが前提です。ところが空港のフリーWi-Fiは、ビデオ通話が途切れるほど遅くて使えませんでした。地図も翻訳も時刻表も、繋がらなければ意味がありません。
次に海外へ行くときは、出発前にeSIMを入れて、空港に着いた瞬間から使えるようにしておきます。
空港のフリーWi-Fiに賭けないために
トリファのeSIMを見てみる世界200か国以上に対応していて、日本語の24時間サポートがついています。英語でのやり取りに不安がある人は、トラブルが起きたときに日本語で聞けるという一点だけでも価値があると思います。
出発前に済ませておけば、現地での不安がひとつ減ります。



