海外のお店で、英語が話せないまま買い物をするのが怖いと思っていませんか。
まして高い買い物なら、店員に話しかけられた時点で固まってしまいそうです。私もそう思っていました。
この記事では、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で買い物をしたときのことを書きます。世界最古の薬局と言われている店です。
先に結論を言うと、英語は一度も使いませんでした。日本人のスタッフが3人ほどいたからです。
私は英検5級で、この旅が人生初の海外でした。そんな私が、ここでは何の不安もなく37,448円の買い物をしています。
読み終わる頃には、フィレンツェで行く場所がひとつ増えているはずです。
目印になる広場。正面に見えるのがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会です
結論:フィレンツェで寄ってほしい店
最初に、この記事で一番言いたいことを書きます。
フィレンツェに行くなら、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は寄ってください。
理由は、街と店の雰囲気が地続きだからです。
フィレンツェは芸術の都と呼ばれ、花の都とも呼ばれます。食べ物のレベルも高い。そして街全体が、城下町のような落ち着いた空気を持っています。
その街の中に、この店があります。おしゃれな街の、おしゃれな店。わざわざ足を運ぶ価値があるのは、商品そのものより、その組み合わせのほうだと思っています。
行こうと思った理由:世界最古の薬局
私がここを知ったのは、旅の前に調べていたときでした。
「世界最古の薬局がフィレンツェにある」という情報を見て、単純に気になったのです。何を売っているかよりも、そんな店が現役で営業していることに興味が湧きました。
場所は迷いませんでした。Googleマップを見ながら行ったので、すぐに着きました。
中に入って驚いたこと:意外な新しさ
正直に言うと、私は入る前に「古めかしい店」を想像していました。
まったく違いました。
建物は古びておらず、むしろきれいです。銀座にありそうな雰囲気、と言えば伝わるでしょうか。天井が高く、照明が落ち着いていて、商品がゆったり並んでいます。
市松模様の床と、香水がずらりと並ぶテーブル
商品の見せ方がひとつひとつ丁寧でした
歴史のある店でありながら、見せ方が今の店なのです。このギャップが面白いところでした。
一度も使わなかった英語
ここが、英語に不安がある人にとって一番大事な情報だと思います。
店内に日本人のスタッフが3人ほどいました。
おかげで、私は英語を一言も話していません。商品の説明も、買い方も、全部日本語で済みました。
英語が不安な人ほど向いています
海外で「話しかけられたらどうしよう」と身構えてしまう人は多いと思います。私もそうでした。
この店に関しては、その心配をしなくていいというだけで、行く理由になります。安心して商品だけを見ていられました。
買ったもの:香水とクリーム
私が買うつもりだったのは香水でした。これは予定どおり買っています。
ただ、店内を見ているうちに買うものが増えました。ハンドクリームがあったので、こちらも一緒に買っています。
持ち帰ったもの。クリーム類とオーデコロン、それに小分けのサンプル
結果として、この買い物は37,448円になりました。カードの記録に残っています。
思ったより広い品ぞろえ
店内には、香水以外にもいろいろありました。
- ハンドクリーム
- ボディクリーム
- ヘアオイル
- そのほか、香りもののいろいろ
つまり、「香水の店」だと思って行くと、選択肢の広さに驚きます。
たくさん買うつもりで行ったほうがいい
私の失敗は、買うものを1つに絞って行ったことでした。
実際には、家族や友人へのお土産にちょうどいいものが幅広くあります。予算を多めに見ておくほうが、後悔が少ないと思います。
適用された免税
お金の話をもうひとつ。
この買い物は、免税(タックスフリー)の対象になりました。
理由は金額です。イタリアには免税になる最低購入金額があり、37,448円ぶん買った私はその条件を満たしていました。
免税の条件は、いまのほうが緩くなっています(調べた情報です)
私が行った2023年当時、イタリアで免税になる最低購入金額は154.95ユーロでした。
これが、2024年2月1日から70.01ユーロに引き下げられています。
つまり、いまのほうが免税を使いやすいということです。日本円で1万円ちょっとの買い物でも対象に入る計算になります。
※制度は変わることがあります。買う前に、店のスタッフに確認してください。この店には日本人スタッフがいるので、これも日本語で聞けます。
館内にあるアートの空間
これは行ってみるまで知りませんでした。
入って右側に通路があり、そこがピンク色にライトアップされた空間になっていたのです。
ピンクのカーテンの奥が展示になっていました
入口にはこう書かれていました。BLOOMING IN PARADISE — IMMERSIVE ART EXPERIENCE。
中に入ると、壁一面に花の映像が流れています。チームラボのような空間、というのが一番近い表現だと思います。
壁一面に花の映像が流れていて、歩くと景色が変わります
看板の上には、店の名前と Firenze 1221 の文字がありました。800年前から続いている店の中に、こういう空間がある。このちぐはぐさが面白いところでした。
買い物のついでに入っただけでしたが、ここは完全に予想外でした。
展示について
私が行ったのは2023年10月です。この展示が今もあるかどうかは分かりません。期間限定のものだった可能性もあります。
ただ、「薬局に行ったら展示があった」という体験自体が、この店の面白さをよく表していると思います。
よくある質問
英語が話せなくても買い物できますか
できました。 私が行ったときは日本人のスタッフが3人ほどいて、英語は一言も話していません。
商品の説明も買い方も、全部日本語で済みました。
この薬局では何が買えますか
私が見た範囲では、香水、ハンドクリーム、ボディクリーム、ヘアオイルなどがありました。
「香水の店」だと思って行くと、選択肢の広さに驚きます。
予算はどのくらい見ておけばいいですか
私は香水とハンドクリームなどを買って37,448円でした。
買うものを1つに絞って行ったのが失敗で、予算は多めに見ておくほうが後悔が少ないと思います。
免税の手続きは受けられますか
私の買い物は免税が適用されました。
調べた情報では、免税の最低購入金額は2024年2月1日から70.01ユーロに下がっています。制度は変わるので、買う前に店のスタッフに確認してください。
薬局の場所は分かりやすいですか
迷いませんでした。 Googleマップを見ながら行ったら、すぐに着きました。
目印は、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のある広場です。
店内は古めかしい雰囲気ですか
古びておらず、むしろきれいでした。 銀座にありそうな雰囲気です。
館内には花の映像に囲まれたアート空間もありました。2023年10月の話なので、今もあるかは分かりません。
まとめ:買い物の不安がない数少ない店
今回は、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行った記録を書きました。
この記事で分かったこと
- 日本人のスタッフが3人ほどいて、英語は一度も使わなかった
- 世界最古の薬局と言われているが、店内は古びておらず、銀座のような雰囲気
- 香水のほか、ハンドクリーム・ボディクリーム・ヘアオイルなど品ぞろえが広い
- 私は37,448円買った。買うものを絞りすぎると後悔する
- 免税が適用された。しかも条件は2024年2月から緩くなっている
- 館内に花の映像に囲まれたアート空間があった(2023年10月時点)
海外での買い物が不安な人にとって、「日本語が通じる」というだけで、その店は特別になります。
私はこの店で、旅のあいだ唯一、言葉の心配をせずに過ごせました。
フィレンツェに行くなら、時間を多めにとって寄ってみてください。買い物だけのつもりが、思ったより長居することになるはずです。



