【正直】ミラノ4時間は足りない。弾丸で寄った結果

旅の日程が足りなくて、「どこかを削るか、無理やり詰め込むか」で悩んでいませんか。会社の休みには限りがあるのに、行きたい街は減らない。よく分かります。
この記事では、私が帰国前日にミラノへ弾丸で寄って4時間だけ滞在した結果を書きます。
結論から言うと、4時間は足りませんでした。 そして次に行くなら、弾丸はやめて最低1泊します。
私は英検5級で、この旅が人生初の海外でした。会社の休みの都合で3都市が限界だと分かっていながら、「ミラノという有名な街を見てみたい」という理由だけで無理やり寄りました。
読み終わる頃には、弾丸で寄る価値があるのか、自分の場合はどうすべきかが判断できるはずです。 荷物についての失敗も書きました。
なぜ4時間だけ寄ったのか
理由は単純です。会社の休みの日程的に、3都市が限界だったからです。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア。この3つで日程は埋まっていました。それでも、ミラノという名前は知っていたので、一度見てみたかったのです。
そこでヴェネツィアからの帰り道に、ミラノで途中下車するような形で4時間を確保しました。 移動はすべて列車です。
ミラノからローマまでは、たしか4時間ほどかかったと思います。ここは記憶が曖昧なので、正確な数字は書けません。
ミラノは、他の3都市とまったく違った
4時間で回った街の印象を、先に書きます。
ミラノは、ものすごく近代的でした。
イタリアは伝統を大事にする国だと思っていました。実際、ローマもフィレンツェもヴェネツィアも、建物はほとんどレンガ造りで、ガラス張りの大きなビルなどありません。
ところがミラノは違いました。
ガラス張りの高層ビルと、手前に広がる芝生。同じイタリアとは思えません
駅からして大きく、緑の広場があり、ガラス張りの高層ビルが並んでいます。一瞬、東京駅のあたりに来たような気分になりました。
同じ国の中で、ここまで街の性格が違うのかと驚きました。
公園越しに見える高層ビル。経済の街という言葉がしっくりきます
現地で聞いた話
ヴェネツィアのお土産屋さんの方に聞いたのですが、ミラノには商売をしにきた日本人が多くいるそうです。他の都市より商売がしやすく、住みやすいのかもしれません。
※これは伝聞で、私が裏を取ったわけではありません。
4時間で回れたのは、ガレリアとドゥオモだけ
実際に行けた場所は、正直かなり限られています。
ガレリアの入口。アーチの向こうにアーケードが続きます
ガレリアを通り、ドゥオモ(大聖堂)を見ました。 ただし、ドゥオモは外から見ただけです。
中に入れば時間がかかりますし、その分だけ列車に間に合わなくなるリスクが上がります。4時間という制約が、そのまま選択肢を削っていきました。
石畳の道。この雰囲気は他の都市と共通しています
食事:黄色いお米は「リゾット・アッラ・ミラネーゼ」だった
ミラノで食べたのは、黄色いお粥のような料理でした。
牛の骨髄でとった出汁で米を煮て、サフランで黄色く色をつけたもの。当時は名前も分からないまま注文しました。
料理の名前(調べた情報です)
あとから調べたところ、これはリゾット・アッラ・ミラネーゼというミラノの郷土料理でした。サフランと牛の骨髄で風味をつけた黄色いリゾットです。
私が「オッソブーコ」だと思っていたのは、牛すね肉を煮込んだ別の料理でした。オッソブーコはこのリゾットに添えて出されることが多いそうですが、私が食べたのはリゾットだけです。名前のほうを取り違えていました。
※料理の写真は残っていませんでした。
一人旅で初めてぶつかった「頼めない料理」
ここで、思わぬ壁にぶつかりました。
本当はミラノ風カツレツ(コトレッタ)も食べたかったのです。ところが店の人に、こう言われました。
量が多いので、2人以上でないと出せません
一人旅で「人数が足りなくて注文できない」という経験は、これが初めてでした。
食事の場面で一人がつらいのは、気まずさではなく、そもそも頼めない料理があることなのだと知りました。これは行く前には想像していませんでした。
本場のカツレツは、いまでも心残りです。
反省:荷物を持って歩いたのが一番つらかった
4時間の滞在で、一番きつかったのは観光ではありません。荷物です。
帰国前日だったので、荷物は全部持っていました。背中に背負うバッグと、肩にかけるボストンバッグのような大きなバッグ。 これを持ったまま、4時間ミラノを歩き回りました。
ここから得た教訓は、はっきりしています。
荷物は少ないほうがいい。断言します
「初心者だから多めに持っていこう」という発想は危険です。
多めに持てば安心だと思っていましたが、実際には重さがそのまま行動の制約になりました。歩ける距離が減り、階段が嫌になり、観光そのものが億劫になります。
足りないものは現地で買い足すくらいの感覚で、できるだけバッグ1つにまとめてください。 現地にもスーパーはありますし、たいていのものは買えます。
ヴェネツィアの記事でも書きましたが、荷物の重さは街そのものを敵に変えます。身軽さは、そのまま旅の快適さです。
まとめ:ミラノは「寄る街」ではなく「泊まる街」
今回は、帰国前日にミラノへ4時間だけ寄った結果を書きました。
この記事で分かったこと
- 4時間では足りない。 回れたのはガレリアとドゥオモの外観だけ
- ミラノは他の3都市と別物。ガラス張りの高層ビルが並ぶ近代的な街
- 名物はリゾット・アッラ・ミラネーゼ(サフランの黄色いリゾット)
- 一人だと頼めない料理がある。 カツレツは2人前からと断られた
- 荷物は少ないほうがいい。 多めに持つ発想は行動を縛る
弾丸で寄ったこと自体を後悔しているわけではありません。行かなければ、ミラノがこんなに近代的な街だとは知らないままでした。
ただ、見られたものは街のほんの一部です。急いで回った4時間より、落ち着いて過ごす1日のほうが、確実に得るものは多いと思います。
次に行くなら、こうします
- 弾丸はやめる。せめて1泊、余裕があれば2泊
- ドゥオモの中に入る
- 本場のカツレツを食べる(今度は誰かと行くか、量を確認してから頼む)
同じように「日程が足りないけど寄りたい」と悩んでいる人へ。寄る価値はあります。ただ、4時間では街の入口を覗いただけで終わります。
もし1泊足せる余地があるなら、私は足すことを勧めます。私は足せなくて、心残りだけが増えました。

